第１５回DocomoCupを終えて

6年生の大会、Docomo Cup が、2月9日、10日に太田強戸行政センターで行われました。原町FCは、6年生部員が13名いるため、単独で大会に参加できることが出来ました！
昨年は、ムツキが一人で箕郷に、一昨年は、ユウト、タク、ショウゴが3チーム合同のゼルコバ・ユナイテッドでプレーをしました。その事から考えると、単独で試合が出来ることは、何の心配もなくチームとしてプレーできるので期待をもって望みました。
さて、試合の目標として、とにかく頑張って1位パートでトーナメントに進もうという話はしていました。当日、相手チームのおの・みどりVS高崎ＳＫＮの試合を観戦した結果、子供たち自身はどうにかできそうかなと感じた様子が言葉にも伺えました。しかし、おの・みどりとの試合が始まってみれば、開始1分経過しないうちに失点してしまい、そこで相手にいけるムードを作ってしまって、結果的には0対9の惨敗でした。とにかく声を出すわけでもなく、ボールに早く寄るわけでもなく、1対1で強くあたるわけでもなく、淡々としたプレーの連続でした。選手の中に明確な目標がしっかりあればこんな試合にはならないのではないかと感じると共に一生懸命さが伝わってこずに、情けない気持ちになりました。そして、試合後も何でこんな試合？と自分が納得できずに子供たちには言葉もかけられないでいました。しかし、よく考えてみるとそれって自分がしっかり指導できなかったからだろうと思い、自己嫌悪に。今回は、自分で目標をしっかり持ち、自分たちで考えてチームとして機能してもらいたい為、コーチング的な事はベンチから言わないように決めていましたが…。
2試合目のVS 高崎ＳＫＮ戦では、一人一人の意識をが違っていました。やはり、頑張ろうとか、1試合目の戦いじゃだめだとか、振り返りをしっかりして、頑張ろうとする意識を持つと、試合も違ってくるものです。結果は、1対2でしたが、1試合目よりも子供たちの頑張っている姿が見えて良かったです。
2日目は、3位パートのトーナメント。
ここでは、決勝に行くという目標を前日以上に明確に持たせて、しっかり意識付けをさせました。相手は、カイザー、4種でも一緒に戦っているチームで負けたり勝ったりしていました。両チームとも勝ちたいという気持ちがよく出ていて、一進一退の攻防が続いて本当に楽しいゲームでした。
やはり、一生懸命必死に戦っている姿は、素晴らしいな、楽しいなと感じました。
結果は、0対1で負けましたがそれは結果で、頑張った選手は、賞賛したいと思います。試合が終わった後に、子供たちは、本当に悔しかったらしく、落ち込んで涙する子もいました。たぶん、過去の試合の中で、子供たちのこんな姿は見たことはなかったと思います。でも、一つの目標に向かって頑張り、それが達成出来ないと、本当に悔しい気持ちになるんだなぁと改めて感じました。悔しいと思ういい体験が出来て良かったと思います。そんな姿をみるとこちらも感無量になり、熱くなるものがありました。Docomoは、一勝も出来ずに終わりましたが、保護者の方に聞いたところ、「成長した姿が見られた。」「頑張っている姿が伝わってきた。」という話も聞こえ結果として良い大会でした。
こんな子供たちとも、利根西サッカー大会を含めて、一緒にサッカーが出来るのも、あと1ヶ月半で終わってしまうことを考えると、何か寂しい限りです。
(前橋原町FC 監督 後藤)